診療案内

皮膚科

皮膚科では、皮膚のケガや病気(頭皮や爪、口の中も含みます)を診療します。

皮膚のかゆみ、蕁麻疹やアトピー性皮膚炎、水虫や帯状疱疹、にきびなど、お困りのことがありましたらお気軽にご来院ください。

掌蹠膿疱症・尋常性乾癬・アトピー性皮膚炎に対するビオチン療法

掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)※」「乾癬(かんせん)」「アトピー性皮膚炎」は治らないものと諦めていませんか?

掌蹠膿疱症とは、手や足の表面に、小さな水ぶくれがくり返しできる病気です。

当院では、「掌蹠膿疱症」「乾癬」「アトピー性皮膚炎」のビオチン治療にも取り組んでおります。

これらの病気は、本来体内にあるビオチンというビタミンが欠乏することによって起こる免疫異常が皮膚に病変をひき起こすものです。つまりこの治療にはビオチンの投与が必要なのです。

アトピー性皮膚炎は体質もあるのですが、ビオチン治療はいままでにない効果をあらわしています。

岩橋クリニックはビオチン治療に熱意を注いでいます。 赤ちゃんからお年寄りまで、これらの病気で悩まれている患者さんが毎日全国から来られています。

この治療には時間がかかりますが、ご一緒に我慢強く取り組んでいきましょう。

ビオチン

ビオチンとはビタミンB群に属するビタミンで、腸内細菌によって作られ腸から吸収されて体の中で「糖」「脂質」「アミノ酸」の代謝や免疫の働きに重要な役割を果たしています。 ビオチンが欠乏すると糖、脂質、アミノ酸代謝が障害され、免疫機能にも異常が起こってきます。

免疫異常により多く作られたIgAが手掌や足底の表皮の分厚い皮膚細胞に沈着した場合が「掌蹠膿疱症」で、骨膜や関節にまでも沈着した場合が「掌蹠膿疱症性骨関節炎」です。

また、IgAが普通の皮膚細胞に沈着した場合「尋常性乾癬」になると考えられます。「アトピー性皮膚炎」の患者はビオチンの欠乏によって表皮バリアの脂肪成分に異常が起こって水分が逃げやすくなっています。 ビオチン治療を続けることで免疫機能が正常化し、膿疱症や乾癬、アトピー性皮膚炎が良くなるのです。

また、ビオチンは本来体の中にあるビタミンなので副作用は認められません。 ただし、ビオチンを飲んだからといってすぐに治るわけではありません。よくなったり悪くなったりを繰り返します。自己判断ですぐにやめたりせず我慢強く治療しましょう。

ビオチンはD型1種しかありません。 誤った情報に惑わされないようにしてください。

担当紹介

部長 岩橋史子
部長 岩橋史子(いわはしふみこ)
  • 奈良県立医科大学附属病院勤務を経て平成15年から岩橋クリニック勤務
  • ビオチン療法に積極的に参加
  • 現在までに6,000人以上の患者の治療に当たる
保有資格
  • 日本アレルギー学会会員
  • 日本東洋医学学会会員
  • 日本サプリメントアドバイザー認定医
  • 日本臨床栄養協会会員
  • 日本皮膚科学会 大阪地方会会員
  • ジュニアアスリートフードマイスター
岩橋邦彦
岩橋邦彦(いわはしくにひこ)
  • 大阪医科大学医学部卒
  • 昭和51年に岩橋診療所を開院
  • 平成3年から掌蹠膿疱症へのビオチン療法を積極的に開始
保有資格
  • 麻酔科標榜医